Friday, March 6, 2020

8. 遊びに超真剣





万里:多分わたしは植物の側面から、この地球を愛でたいんだと思う。
愛したいんだと思う。

鳥もかわいいなって… もうほら、あんな梅があっという間に咲いて、
鳥が遊びにきて、ほんとうにああいう絵を見るだけで、もう幸せじゃない? 
でも、やっぱりわたしの糸口は植物で、鳥ではないっていう、ただそれだけのこと。
動物も好きだけど、一番の関わり所は動物ではないのね。

今の時点ではそれに尽きる。
ハーバリスト(薬草を専門に扱う人)になりたいとか、具体的なものはなんにも無くて。
結果なっていたらそれはそれで素敵。ただハーバリストになるために生きてはいない。

VW:だから真剣なんだよね。多分ね。

万里:真剣だね。遊びに超真剣って感じ。
これで生計を立てたいわけでもない。

VW:でも人生ってそういうもんかもね。
生計を立てるなんてのは、社会の仕組みでさ、ほんとはそういう
魂がほんとうにやりたいことを、やるべきなんだよね。
生きるっていうことはね。

万里:そう。みかさんのその間の手がすごくいいの。Vision Walker見てても。
(爆笑)
そのさりげない一言が効くのよ。多分今読んでいる人も、そうかもしれないけど。
(笑)
 



VW:わかりますね。言っていることはとってもね。

万里:うん。だって、子供のような究極な生き方ってそれじゃない?
楽しいから今ただひたすら遊ぶっていうさ。
子供って別に、ご飯食べるために遊んでいるわけでもないし。
今楽しいから、やりたいからやっているの。

VW:宇宙の仕組みとしては、それで結果がついてくるっていうね。
活かされるものだったら活かされるし、何か仕事があれば、その仕事が
後からついてくるみたいな。

万里:そうそう。

VW:まずやればいいんだよね。

万里:やればいいんだと思う。
やっぱり、やっているその過程が楽しいってことが、自分は多分、間違っていない
というみたいな… 唯一の手がかりになる… みたいな感じはあるのよね。
時々なんとなく、”無意味な遊び”って思うことあるじゃない? 大人ってさ。

VW:特に結果が無かったり。それに対する報酬が無かったり。

万里:別にこれで論文出すわけでもない。これでビジネスやろうともしていない。
そういう時にやっぱり、その過程が楽しいと確認できた時に、
間違っていないという、やり続けていいんだっていう力になるの。
だからこのままやりたいって、続けていられる。

「楽しい!」という瞬間、瞬間が続いていって、「今」が繋がっていく。
結果のようなものは、後から副産物のように勝手に、生まれていく…

今までの生き方はまず目標があって、そこに突っ走って続けるっていうパターンが
多かったじゃない?
今までの時代ってね。
でももうそういうのってね、わたし達はちょっと飽き飽きじゃないけど、
価値があまり感じないから、これからはやっている過程が 楽しいかどうかが大事だよね。




8. 遊びに超真剣 by Thevisionwalker

Thursday, March 5, 2020

9. それぞれが自分を生きる



花の中を流れる清らかなエネルギー。

それに同化した時、人は 同じものが自分の中を流れていることにふと気付く。

私たちはこの地球に生きる、
愛すべき仲間であったことーーー

          
❦ 


万里:お花活けている時代も、自分ではそんな気がつかないけれど、
人様からいわれる感想は、やっぱりちょっと普通と違っている… 
ただ素敵に飾るっていう… そういう窓口は開いていたけれど、
もう少し「(活けているお花の)中身を観る」という会だったかもしれない。

VW:面白いのは、万里さんって別に何かの資格を取ったりしていないでしょう?
アロマは取ったけど、お花なんかは。

万里:うん。そうね。生け花くらい。
生け花くらいで、西洋アレンジメントは、そういう資格取るクラスには
通っていなかったの。

VW:結構独学で、自分の感性で創ってきたっていう世界でしょう?

万里:そうなの。もちろんね、型に沿っていると、それなりに見栄えよくできるんだけど、
なにか、元からわたしはそこをやるんじゃないんだって察知はしていたのかもしれない。
キチンと見栄えよくやるお花だったら、他の所に行ってもらった方がいいんだろうと
思っていたの。

わたしがやるのは、活けながら花をよーく観るような、
と同時に自分もよーく観るような。
そこだったかもしれない。

初めて目に見えない世界っていうのを自分で体験したときがあって。

その後ね、ずっと感性がふるふると震えているような、数日、数週間があったの。
ずっと常に敏感っていうか。
その時から自分の中の何かが開いてしまって…
身近にいた友人から、「今は万里ちゃん、花をよく観た方がいい。
今だったら、何か大事なことを感じられるよ。」って言われて。
その時に、ふとテーブルの上にあったお花をじっと観ていたときに、
突然、今までとまるで違うものにみえたの。

お花ってすごく… 他の物質に比べてちょっと霊的なものだとは思うの。
ちょっと天界ぽいでしょう?美しさが。
人は気づいていないけれど、半分天界を観ているようなものだと思う。
でもその時の経験は、わたしははっきり天界のものとして観た感じ。
このお花っていう物の本質、本体を観ちゃったって感じ。

ほんとにきれいな水が、茎の方から、下の方から流れてきて、
結果として花がポンと開いたっていう風にみえたの。
エネルギーでみえたっていうかな。
そこに色っていうものが備わって、映し出されて
「あぁこれがエネルギーっていうものなんだ。」って。

その時からますます… 今まで何となく感じていたものが、
はっきりわかってしまったの。
お花を観る目っていうのかな。
物質じゃなくなっちゃったんだよね。
ただ飾る道具でもなかった… 前からなかったけど、ますますそうじゃなくなった。

ほんとうに生きてるもの同士って感じ。
わたし達は 本来生きているものどうしであった…ということがわかったんだよね。
ただやっぱり花達は、表現がものすごく美しい種族だと思うの。

清らかでニュートラル。
やさしい、穏やか。
みえてないけど、でもメッセージはあるの。いっこいっこ。
静かだけど、あるの。
愛しすぎるの。愛しすぎるの。ほんとうに愛しすぎるの。



VW:美しいだけじゃなくて、それで人をも治してしまう力を持っているっていうのはすごいね。
植物っていうのは。

万里:わたしね、いまは人を治すって思っているけど、そのうち時代が進むとね、
「わたし達は一緒だ」という所に行かせるんだと思う。

いまわたし達はまだ完全に開いていないから、
「治してもらった」っていう概念じゃない?
でも、治してもらったとか治せるっていうものを越えた所の世界って、
そうじゃなくて、私たちは一緒ーーーという、分離を超えた世界観しかない。
わたし達はひとつ。治してもらう、治すといった概念を超えた、地球上の一体感を持った同志、ね。

互いに人間じゃない物同士の生き物であっても、関わり合っているし、助け合っている。
結果的に助け合ってるの。
助けてやろうなんてそんなこと思ってないし。

ただ、助けられる、という事実がそこにあるだけで、
植物はいつもそれが当たり前であるかのように、差し出してくれている。
こういった、関係し合う生き様ーーー それが地球の素の姿、在り方なんだと思う。

ただ自分が在って、それが誰かを助ければそれだけのことで。
常にそうやって、差し出して差し出されて、
それがまわっているこの地球というのがあって。

わたし達はまだ、進化の途中だから「治してもらっている」と思っているの。
でも向こうは治してあげるとは思っていない。
ただの恵みのひとつでね。
そういう循環の中のひとつだと思うの。

VW:そう考えると、「なんとかしてあげよう」なんていう考え方は存在していないよね。

万里:していないね。

VW:どこも、何の植物でも動物でもね。たぶんね。

万里:してないと思う。ただ自分を生きているだけ。
”あげる”っていうのは人間っぽいよね。




9. それぞれが自分を生きる by Thevisionwalker

Wednesday, March 4, 2020

10. 知性を使いすぎないこと



万里:もしかして一番嬉しいのって、やっぱりピースフルランドスケープ。
なんでもない、ただの平和な美しい地球だけをわたしは欲しい。
別に他はどうでもよくて。
今わたし達は、動物と人間と鉱物と植物と分けているじゃない?
完全に違う意思を持っているとか思っているけど、実はそうなのかなって思うの。
わたし達はすごく発達していると思っているじゃない?
思っているけど、違う現実ってある気がするの。
まるで違う。

VW:たとえば?

万里:ほんとに平等な世界。
意思の疎通ーーー。違う分野の生き物たちとほんとに対等に、この地球に住む生き物として、
意思疎通し合った、ピースフルな地球っていう現実がもう一つある気がするの。

VW:よく人は言うよね、人間は他のものと一つ違うのは、思考できることだとか、
こうやって発言できたり、何か作ったりする能力だとか、
何か違うものを人間は持っていると言うでしょう? 万里さんはどう思う?
この地球上に他の動物とか植物とかの一つとしている人間について。

万里:そうだね、ほんとの知性ってやっぱり、ある意味使いすぎないことだと思う。







万里:知性を使いすぎないこと。それがほんとうの知性だと思う。

VW:たとえば? 知性を使いすぎないっていうのは、どういう感じ?

万里:ある意味、人が優れすぎてると思いすぎちゃっている知性。
だって、ある意味半ぼけのほうが地球が上手くいく時だってあるじゃない?
そっちの方が、幸せだったりうまくいくこともあったりする。
地球の平和というよりは、人の利便性などの為に発達させた技術を使いすぎたり…
ということもあるかもしれない…


ほんとの知性は、使いすぎないこと。
地球に住む素朴な生き物として、「鈍化させる」ことも必要だと思う。

放っておくとわたし達ってどんどんいろんな面で、素朴からは… 
素朴っていう意味も深い意味でいま自分の中で捉えているけれど、
抑えるっていう意味もあるし…美しいままに保つために、
ある意味自分の持っているすべてを使い切らない方がいい時もある気がするの。

ーーー 今まで試されていたかもしれないよね。
人間達はどこまで自分たちを使っちゃうのかっていう。
それで文明はどんどん発達させては壊し、壊され…
そこを抑制っていうのも変だけど、どこで抑えるか、止めるかっていう知性を、
そろそろ試されているんじゃないかなと思う。

価値観ってことにも関わっていくけどね。地球の美とか、調和を一番にした時の、価値観。

地球上のすべての生き物が… 今は人間の意識が変われば、ということなんだけど…
すべてその価値観だけで生き始めた時、一体何が起こるか… 
それが、神とか、宇宙に符合した究極の世界が在るんではないかと。

でね、発達っていっても、アトランティスとかそういうところがやった発達じゃなくて。
ほんとうに素朴な、平和とか美しいままに… とか、
そういう単純な動機でやってみてもいいんじゃないかなと。
もういいんじゃないかなと思うの。

❦ 


10. 知性を使いすぎないこと by Thevisionwalker

Tuesday, March 3, 2020

11. 粒子を感じてみる




万里:もし進化させるのなら、他の動物達との交信できる力を培うとか… 
そっちの方がわたしはすごいワクワクするし、楽しみであるし。
地球の何をも破壊しない、そういう進化の醍醐味、みたいな、ね。
だからわたし達ができる事って、ある意味進化の矛先…
使いすぎない、良い方に壊れない方に使うっていう… そういう知性を
発達させるのはどうだろうと。

VW:アロマを使うことで、そういう交流ができるような感じがする?

万里:するする。はっきり解らないけれど、
言葉にできない、説明できない所に働きかけるのは確実にあると思う。

それはやっぱりさっきから話しているように、自然の精霊が詰まっている、
その精霊達の働きだと思う。
そのエッセンス達がごまかし切れないくらいここ(精油の瓶の中)に生きていて、
それが言葉とか論理とか、そういうのを越えた所でわたし達のね、
肉体はもちろん、肉体以上の… アストラル界レベルのところに働きかけるのだと思う。

VW:それがいま、結構閉ざされちゃっているんだろうね。今の時代の中でね。
で、こういうエッセンスがそれを開くような。

万里:あると思う。

VW:ほんとはこの人たち(精油たち)みたいに開いているはずなんだよね。
それがまだそこまで開いていないから、こういう開いたものを感じる時に自分も一緒に
開いていく… みたいな、そういうのも、あるかもしれないね。

万里:そうそう、あるかもね。
とても原始的じゃない?香りってね。

ウンチクをいうと、香り… 嗅覚って、脳に伝わるのも「原始脳」にそのまま伝わるの。
見るのとか聞くの(視覚、嗅覚)って、一応論理の脳に行ってから感じる脳に行くの。
好きか嫌いかとか、原始的な脳に辿り着く前に、ちょっと寄り道してから行くわけ。
(見るのとか聞くのは)論理で認識してから行くけど、匂いは論理脳には一番に行かないの。
原始(脳)にダイレクトに行く。
ほんとに原始的なものだと思うの。
だから嗅覚って、そういう意味でとっても原始的で、嘘つけなくってプリミティブ。
嗅ぐっていうのは誰でもやるでしょう。
だからすごく「鍵」な気はするよね。
嗅ぐだけで、別に意味はわかんなくても一緒に開いていっちゃう。





効能どうのこうの勉強したいとか、そういうことに入らない感じの人には、
前に話したように、アロマスプレー勧めちゃうのね。
スプレーはね、やっぱり粒子じゃない? 粒子のつぶを浴びるじゃない?
ルームスプレーだけど、ちょっと自分にもかかるのね。
わたし達もつぶつぶじゃない?
わたし達の元を辿っていくと、(量子学的に)つぶつぶからできていて、
スプレーの粒子のつぶつぶを一緒に浴びることで
フッと思い出すみたいな、”あれ、もしかして…”みたいな。
それを感じるだけでも悪くないと思う。

アロマを取り入れるにはいろんな方法があるけどねーーーマッサージオイルに
精油を混ぜて身体に塗ったりとか、お塩などに混ぜてお風呂に入れたりとか、
取り込むためにいろんな方法があるの。
でもわたしが一番惹かれるのはやっぱりスプレー。
それはすごくサンクチュアリで、その人その人に合ったものを浴びれたら一番良いと思う。
その人もまたその時々によって、必要な香りっていうか、アロマが変わっていく…
徐々に変えていくという世界になったらすごく素敵だと思う。

身体的だけではなくて、スピリチュアリティの方に働きかけるアロマって、
スプレーをシュッとするだけでね、影響を受けると感じる。
粒子の事がね、わたしは2年くらい前からすごい気になっていて。

自分が粒子であることを確認するためにも、粒子を浴びるのってすごく良いと思う。
粒子を感じる。
自分の元が粒子… つぶつぶでできてること。
そして、世界のあらゆるものは、つぶつぶ同士だよって解ることって、すごく今大事っていうか、必要。
そういうのを感じる時だし、今、感じたいし、そういうのを感じれる人が多い地球に
なったら良いと思う。

VW:もっと敏感になる。

万里:そう、敏感。
敏感でいると、この地球には生きているのが、人間だけじゃないっていう、
そんなことを感じれる世界観が強くなると思う。

Monday, March 2, 2020

12. 植物の違う側面を見る




VW:治し方でさ。ほら、毒を毒で制す、みたいな
(ホメオパシーのようなことを言いたかったんですね)
そういうのがあるじゃない?
あれって、すごく希釈を薄くすればする程、効果的だって言わない?
ちょっと正しいかどうか解らないけど、結局あれも、何かが持っているものと、
自分の持っているものとが呼応して、良くなったり、変わったりするんだよね。
そういう世界の話しだよね?
目には見えないけど、何かに呼応し合っているんだよね。
自分の粒子と。
もっとそういう世界を、意識的に感じていく時だって思うんでしょう? 万里さんは。

万里:それ言いたかったの。(笑)
言ってくれた。 うれしい。(笑)
そう、敏感な人が増えるのは良いと思う。すごく良いことだと思う。

VW:敏感な人が増えるとさ、機能しないものをフォローできなくなるじゃない?
たとえば社会システムとか。
ほんとはあまりワクワクしていない何かを毎日しているってことは、
耐えられなくなってくるんじゃないの?

万里:まさにそうです。

VW:今の社会のシステムをフォローしなくなる人が増えたときが、
ひっくり返る時だったりするんでしょうね。
たぶん。

万里:そう。
たぶんね、そこに(ワクワクしない生活をフォローしないと決めるための)理由付けが無いと
怖いんだと思う。
ひっくり返ってじゃあどうなっちゃうっていう。
ただね、わたし達はもうちょっとそっちに(ワクワクしている世界に)
明るいものが見える気配を感じているから。
そういうことが、敏感であるようになれば、論理でなくわかるはず。


VW:今まで歩いてきた道のようにこれからも続いて行く、
それで死んでいくっていう、(そして何に目覚めることも、自分を見つめることもなしに、
生を終わらせる)人生ってものがあるじゃない?
やっぱり、この見えないものに呼応していくっていうのは新しい(世界の現し方)よね、
すごい古い(太古からの生き方でもある)んだろうけど新しいよね

万里:わたしも今までお花をやっていた時は、ビジュアルという側面から、
植物を見るのがすごく強かった。
目に見える美しさ。
今ももちろん、目に見える美しいものは好きなんだけど。

香りっていうのはやっぱりそれとはまるで違うところで。
自分に働きかける側面も全然違うもの。
もうちょっと自動的で本能的に呼び覚まされる側面が大きい… 
なにか眠っていたものとか、何かを思い出すとか…
「見る」ということだけでは、ここまで奥深い糸みたいなもので
引っ張られたことはあまりないんだよね。

香りってそれが不思議だなぁと思う。
表現できないんだけどビジュアル方面から呼び覚まされるものとは違う、力がある。
見えないからこそ、スピリチュアリティにすごく関係しているような。

本当に、不思議だなぁと思う。
こういう植物のことでも、見れば葉っぱとか果実とか、
そういった現実の物としてで見えているけれど、こういう瓶に収まった
エッセンスという形になると、香りというものになって姿は見えないじゃない?

一つの物質だと思っていたものが、霊体的にはいろんな表現になることって、
おもしろいよね。
食べる時は物質で食べたり、愛でたりするけど、そういう姿が無くなって、
こういうもの(精油という形)になると、髄の一つが見えるみたいな。
キャラクターね。
とっても不思議で面白くって深い。



VW:(目に見えないという点で) 香りって音みたいなもんだね。音もそうだよね。
ダイレクトに入ってくるっていうかね。
見えないのにね。

万里:だからこそ感覚で突き止めようとも思うのかもしれないんだけど。
このアロマを始めた時に思ったのは、植物の違うワンパート(側面)のカーテンが開いたって感じ。
今までやってきたのは見ることに重きを置いていて、これからは違う所のステージが、
カーテンが開いたって感じがする。

VW:ある意味これは、ものすごい速さで変化させていく一つの要素、かもしれないね。


万里:かもしれない。

VW:段階がいらない、っていう感じだよね。これって。
あと、たくさんのものをカバーできるじゃない?
地球とか包み込めるじゃない?香りで。
それってすごく、速くてエフェクティブ(効果的)っていうかさ、
今までのような1から2から3っていう段階じゃなくて、
あっという間に10に行けるような…
自分がそれにアジャストできればね。

万里:そうそう。まさに。

VW:すごいものだね。

万里:そうだね。とってもね。



*今日で全12話が終わりました。楽しんでいただけましたか?
明日は、加藤万里がとても大切にしている言葉をご紹介して、この連載を
終わりたいと思います。
明日もどうぞお楽しみに。





12. 植物の違う側面を観る by Thevisionwalker

Sunday, March 1, 2020

ボブの話


      心を清めなさい。

  良いことだけを考えなさい。
  誰に対しても悪いことを言ってはならない。
  まして自分自身に対しては。

  
  翌朝目覚めた時
  清らかな水で顔と手を洗いなさい。
  その時 薬草も一緒に顔と手を洗っている。
  薬草は あなたが採るための準備を始めているのです。

  
  薬草に近づいたら 祈りを捧げなさい。
  すると薬草は自然に震え始める。
  薬草が 魂をあなたに捧げる準備を始めたのです。

  触れて棘が刺すのはまだ準備が整っていない証拠です。
  刺さないものはすでに魂を捧げる準備を終えています。
  だからできるだけやさしく採るのです。
  そうすれば 魂はその植物の中にとどまります。


  やさしくその植物の魂に話しかけなさい。
  その言葉は植物の言葉だから意味は説明できないけれど
  よく覚えておくのです。




             クリンギットインディアンのボブがおばあさんから聞いた大切な話

                                         ガイアシンフォニー第三番より

                                  参考:「森と氷河と鯨」   星野道夫著